阿武隈川のこれからを一緒に考える矢吹町で「阿武隈から始まる、流域みんなの絆づくり。遊水地、その役割と未来!」をテーマに講演会を開催しました
- 2025年12月10日
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2025年12月6日、福島県矢吹町にて講演会「阿武隈から始まる、流域みんなの絆づくり。遊水地、その役割と未来!」が開催されました。
この講演会は、三城目地区遊水地対策協議会をはじめ、矢吹町・鏡石町・玉川村といった遊水地整備の対象地域、そして下流側の自治体や協議会、区長の方々が参加し、流域全体でこれからの治水や地域のあり方を考える場として行われました。

当日は、福島大学の川越清樹教授による講演や、国土交通省 福島河川国道事務所からの説明を通して、遊水地の役割や仕組みについて共有されました。

その後、バーチャル体験や模型を使いながら、実際に水がどのように流れ、どのように溜まるのかを体感。言葉だけではイメージしづらい内容も、具体的に理解できる時間となりました。

後半は意見交換の時間。
福島大学の川越清樹教授、東京大学大学院の乃田啓吾准教授、富山県立大学の吉見和紘講師もアドバイザーとして参加し、科学的な視点も交えながら議論が進められました。
参加者からは、
「減災につながるのではないかと思う」
「下流地域で生活する立場として安心・安全への期待がある」といった遊水地への期待の声があがりました。
また、
「遊水地ができた後の活用方法をしっかり考えておく必要がある」
「流入・排出の仕組みだけでなく、その後の利活用も知りたい」といった、実際の運用を見据えた意見も聞かれました。
当日は、学びをその場限りにせず、継続して考えていけるようにするため、グラフィックレコーディングを実施しました。
議論の内容を可視化することで、参加者自身が振り返りやすくなるだけでなく、周囲の人にも話題として伝えていけるように活用しています。


また、
「もっと多くの人にこのプロジェクトを知ってもらいたい」
「下流域の自分たちも何ができるか考えていきたい」といった声や、
「農家も非農家も思いは同じ。流域全体で考えていきたい」
といった、上下流のつながりを意識した意見も印象的でした。
今回の講演会では、遊水地の役割を知るだけでなく、
それをどう活かしていくのか、誰がどう関わっていくのかを考えるきっかけが生まれていました。
今後は、上下流が一体となって流域治水を考える「流域一貫」の取り組みや、
地域の人々が関わりながらつくっていく「流域参加型」の遊水地のあり方が求められていきます。遊水地を“つくる”だけでなく、“どう使い、どう支えていくか”。
流域全体で支え合う仕組みづくりも含めて、これからの展開につなげていきます。
【主催】三城目地区遊水地対策協議会
【協力】福島大学、国土交通省福島河川国道事務所、一般社団法人流域ぷらっとフォーム
【後援】矢吹町、鏡石町、玉川村



