宮崎県北部に流れる一級河川の五ヶ瀬川は、五ヶ瀬町~延岡市まで複数の地域をまたいで流れます。そんな五ヶ瀬川流域では、宮崎大学の入江先生が声を上げて、流域治水の取り組みをスタートさせました。まずは、中学生に向けて、流域治水を広める取り組みから始まります。
五ヶ瀬町立五ヶ瀬中学校の夏休みの登校日の中の時間に、流域治水講話のお時間をいただき、宮崎大学工学部の入江光輝教授が出前講座に伺いました。
みなさんとても礼儀正しくて、朝の登校時間には入江先生が乗っている車にもご挨拶してくれたそうです。
流域治水講話では、そもそも土木や流域とはなんなのか、「あなたにとって五ヶ瀬川とは?」と言う話題から始まり、生徒のみなさんの考えていることも聞きながら進行していきました。
一方で、川のもたらすものは“恵み”だけではないことにも言及し、川の水を治める治水の重要性をお話しました。気候変動の影響で雨量が増加する中、今までの治水の方法ではどうにもならない・・・「どんな方法がありますか?」と言う問いかけには、生徒から「水族館の水に使う」「飲んでなくす」と言う声が上がりました。
そんな現状に対して、新たに“流域治水”と言う考え方があるよ、と入江先生から五ヶ瀬川を取り巻く流域治水の取り組みについてご紹介されました。講話を聞いているみなさんも主役になって、上流〜下流までの仲間と議論しませんか。流域治水協議会をやってみませんか。と生徒の皆さんにお誘いしてこの日はクローズに向かいました。
また、生徒のみなさんがご家族と流域治水について話すきっかけになれば、と「グラフィックレコーディング」を行いました。入江先生の講話や生徒の質問など、気になる方は覗いてみてください。
【主催】宮崎大学
入江光輝(宮崎大学 工学教育研究部 工学科土木環境工学プログラム担当 教授)
【協力】 流域ぷらっとフォーム
齊藤愛(株式会社たがやす)
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